大腸黒皮症(メラノーシス)


便秘症で緩下剤(センナ)を常用しています。センナを毎日服用しています。現在は下痢便に近い便が毎日出ていますが、本人は残便感が強く、排便後もいつま でもすっきりせず、かなり長時間トイレにすわっています。毎日、下痢便に近い便が数回出ているにも関わらず、本人は便秘がひどいから、何か良い下剤を欲 しいと言って来院されました。

内視鏡検査をしたところ、写真の様に、粘膜面は全体が黒く見えます。



内視鏡検査時に粘膜から組織を採って顕微鏡で検査したものです。赤い丸で囲んだ部分に見えるように褐色の色素が沈着しています。これが、内視鏡で見ると、 上の写真のように黒く見えます。

センナ以外に、大黄、アロエ、正露丸等を長期間服用しても同じようになります。これらに含まれているアントラキノンという成分が沈着するからです。

このようになると、いつも直腸が強く収縮しているから残便感がとれず、便秘と思いこんで、さらに下剤を要求するようになります。下剤を中止するのが 一番の治療です。

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